フルボ酸鉄

フルボ酸は自然界でも、とても重要な役割を担っています。

 

腐植土層では、バクテリアが分解しきれなかった有機物が水に溶けて、微生物などによる変化を受けます。
そこで腐植物質が出来て、水に溶けるフルボ酸と溶けないフミン酸に分けられるのですが、フルボ酸は鉄などの重金属を結びつける性質を持っているので、鉄イオンはフルボ酸と結合するのです。
鉄イオンは、河川などで酸素に触れることになると鉄粒子に代わってしまいますが、
その後、河川へ運ばれたフルボ酸と結合した鉄イオン「フルボ酸鉄」は、結合すると安定化したままの状態となるため、そのまま海まで運ばれて必須ミネラルを供給します。
フルボ酸鉄は生体膜を通過することができる大きさのため、海藻や植物プランクトンはフルボ酸鉄を取り込むことが出来るのです。

 

このようにして、フルボ酸鉄は様々な生態系を維持する、豊かな海に貢献しているのですが、もし、鉄イオンがフルボ酸と結びつきフルボ酸鉄になるくことなく、粒子が大きく植物が取り入れられない大きさの鉄粒子の状態であった場合は、どうなってしまうのでしょう?
海や川の生態系が活性化することはなく、その結果もちろん地球上全ての生態系に影響することは明らかなのです。

 

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